Q. 会社の魅力、入社のきっかけを教えてください。

就職活動のときからメディア業界一本に絞っていました。
さまざまな会社を見ましたが、テレビ東京メディアネットに決めたのは「人を大切にしている」と強く感じたからです。

面接だけではなく、年の近い先輩社員がメンターとしてついてくれ、何度も面談をしていただきました。一人ひとりに寄り添う姿勢に安心感があり、この会社でなら自分を伸ばせると確信しました。

Q. 現在の仕事内容とやりがいは?

アニメのプロデューサーとして、制作から展開まで幅広く携わっています。
監督や出版社、構成作家と台本を読み合わせる中で意見を求められることも多く、提案がそのまま作品に反映されることもあります。さらに、ゲーム会社や出版社、遊技機メーカーなど異業種の方々と協力しながら作品を形にしていくのも魅力です。

完成したアニメが日本だけでなく海外の方にも届くので、「自分が関わったものが世界中で楽しまれているんだ」と実感できる瞬間に大きなやりがいを感じます。

Q. 会社の雰囲気や働き方について教えてください。

オフィスはフリーアドレス制を導入していて、毎日座る席が変わります。
ある日は隣に部長、また別の日は他の部署の部長が座ることもあり、普段なら話す機会が少ない方とも自然に会話が生まれます。

また、イントロクイズや納会などのイベントもあり、若手が運営を任されることも。部署や世代を超えて交流できる場が多く、和気あいあいとした雰囲気です。柔軟な働き方も整っており、安心して挑戦できる環境だと感じています。

Q. 入社して一番良かった思い出は?

入社1年目の夏に、アニメイベントの運営を担当したことが特に印象に残っています。
景品や演出を考え、キャストやマネージャーとの調整も任されました。初めて自分の裁量で現場を動かした経験で、当日はとても緊張しましたが、お客さまの笑顔を直接見られた瞬間は大きな喜びとなりました。

若手でも大きなチャンスを与えてもらえるのは、この会社の魅力だと思います。

Q. 入社して一番辛かった、または苦労した経験を教えてください。

入社2年目に、制作費3億円規模のアニメ投資起案を役員の前でプレゼンする機会がありました。自分の説明でプロジェクトの方向性が決まるため、大きな責任を感じ、非常に緊張しました。

ただ、部長が何度も個別で練習に付き合ってくださり、徹底的に準備を重ねることができました。そのサポートがあったからこそ本番では落ち着いて臨め、無事に承認をいただくことができました。大きなプレッシャーを乗り越えたことで、自分の成長を実感できた経験です。

Q. 入社前と入社後のギャップはありましたか。

入社前は子会社として独立している印象を持っていましたが、実際に働いてみるとテレビ東京ホールディングス全体との連携が非常に強いと感じました。

アナウンサーや技術職と一緒に研修を受ける機会もあり、アニメの制作においても音楽はテレビ東京ミュージック、海外販売は本社、などホールディングス内で協力して進めることもあります。グループ全体で「テレビをもっと面白くする」という思いを共有していることが分かり、入社前のイメージとは良い意味で違っていました。

Q. 今、挑もうと思っている“あたりまえ”は何ですか。

これまでは原作をアニメ化することが当たり前でしたが、その枠を広げたいと考えています。
アニメ化に加えてイベントや商品化などを組み合わせ、新しい楽しみ方を提供したいです。

一本の線ではなく、多方向に矢印を伸ばすように、必ず誰かに届く体験を届けたいと思っています。

Q. 最近感じた“ときめき”を教えてください。

台本の読み合わせで、自分の意見が取り入れられてセリフやシーンが変わる瞬間がありました。監督や出版社の方から「いいね、その視点」と評価をいただいたときは大きなときめきを感じました。

若手の発言でも作品に影響を与えられることに驚きましたし、自分の役割の重要さを改めて実感しました。

Q. 自分発信で、何を“でんぱ”していきたいですか。

アニメに対する面白さや楽しさは人によって感じ方が違います。だからこそ、多様な感覚に寄り添い、必ず誰かに届くコンテンツを発信していきたいと思っています。

全員に届く必要はなくても、誰か一人の心に深く刺さるコンテンツを生み出すこと。それが自分が発信していきたい“でんぱ”です。

Q. 明日をどんな日にしたいですか。

変化の多い業界だからこそ、常に新しい視点を持って過ごしたいと思っています。
昨日と同じではなく、今日とも違う視点で物事を見られるように意識したい。

毎日を好奇心を持って過ごし、新しいことに挑戦できる日々にしていきたいです。

Q. 未来の仲間へのメッセージをお願いします。

アニメの仕事は華やかに見えがちですが、実際には細かい調整や責任の重い業務も多いです。ただ、その先にある「視聴者に届いた瞬間の喜び」は格別です。

経験よりも「コンテンツが好き」という気持ちが大切だと思います。その思いがあれば必ず乗り越えられますし、一緒に新しい当たり前をつくっていける仲間と出会えるのを楽しみにしています。